本山町では和紙の原料である楮を、蒸して皮を剥いで原料として出荷しています。
和紙づくりの現場に届くまで、二重に卸業者が入ったりと高値では取引されないのが現状です。
「和紙」といえども、国産楮の生産高は減少し、タイからの安い原材料の輸入が増えているそうです。
原料を出荷するだけでなく、和紙づくりまで楽しむこと、付加価値を高めること、
ここ本山町でもできるのではないでしょうか。そうして和紙研究会が始まりました。
ということで、今回は和紙づくりの盛んないの町まで研修に行ってきました。
詳しくは研究会の会長、時久さんからきっとご報告が。。。笑
楮です。
混ぜます。
平行に均等に漉きます。
枠を外します。
枠を斜めに立てて水を流します。
枠を合わせて台に載せます。
押して空気を抜きます。
そっと手前から枠を外します。
この一通りの作業を2回繰り返して重ねます。
ここまでが体験内容でした。
更に水分を出して、乾燥させて完成です。
紙漉きの枠をつくるのも職人さんの業です。
一度皮をはいだ楮の皮を更に剥ぐための道具だそうです。
そぎ方にはコツがあるそうですがなかなかスムーズにいきません。
一度皮を剥いだ楮を仕入れて、更に薄皮(?)剥いできれいにする業者もいるそうで、
きれいに剥いで整えられたものは高値で取引されるそうです。
茹でた楮をそのまま利用するなど、使い方は多様で、右はそのまま瓶に巻きつけたものだそうです。
今年は本山でも参加者を募って研修会をすることになりそうです。